株式会社リクルートが無料で提供するタブレットPOSレジ「Airレジ(エアレジ)」。2013年11月に提供を開始し、2022年6月末時点で663,000アカウントの利用を記録しております。AirペイやAirシフトといった「Airビジネスツールズ」と呼ばれる同社関連サービスの皮切りとなったサービスで、店舗経営に欠かせない会計・売上の管理やレジ業務を、スマートフォンやタブレットで行えるようにしたPOSレジアプリです。
Airレジに関する2つの素朴な疑問
Airレジに関しては、素朴な疑問を2つほど持っております。まず、Airレジをどうしてリクルート社がやっているのか、という疑問。リクルート社のイメージですが、多くの方は求人情報を提供する会社、そして他にも様々な情報誌を発行し、関連サイトを多数運営している会社というようなものだと思います。確かに、その中には「Hotpepper」のようにPOSレジを利用する店舗の情報誌もあります。しかし、どうしても畑違いのビジネスに手を出してしまったように見えてしまうのです。リリース当初には多くの方がそう感じたのではないでしょうか?
おそらく、リクルート社内では外部の人間が想像もつかないような様々な葛藤が噴出しただろうと容易に想像がつきます。この点に関して興味をもった方がおられたら、ぜひ以下に紹介するページをご覧ください。ビジネス系専門サイトのBUSINESS INSIDERにリクルート社の北村社長の当時のことを振り返るインタビュー記事が掲載されておりました。この記事をご覧になったら、少し納得できるかもしれません。
https://www.businessinsider.jp/post-243098
https://www.businessinsider.jp/post-243098
そしてもう1つ。どうして無料でやっていけるのか、という疑問です。簡単に言えば、アプリをタダにして、関連サービスや周辺機器で儲けているからなんでしょうが… ほぼセット商品ともいえるAirペイでさえ無料で提供しているので、心配してしまうくらいの大盤振る舞いです。周辺機器もAirレジ専用というわけでもないようなので、もともと周辺機器を持っていたユーザーからは直接的な利益を上げられないということにもなりかねません。
実際のところ、Airペイの決済手数料からの収益が、そこそこあるのかもしれませんが… 実はそれ以上の価値を生む何かがあるのでしょう。それは、私たちの目には見えないAir(空気)のような価値なのかもしれません。
こんな担当者にお薦めいたします!
- 初めて自分の店舗を持つので、なるべくコストを抑えたい。
- 会計ソフトと連携させたい。
- 周辺機器もお手頃価格だとありがたい。
- 長期で契約するので、関連サービスが充実している方がいい。
- パソコンの操作が苦手なので、サポートが充実してないと導入が難しい。
Airレジ の強み
1アプリ利用料(レジ機能)が無料で、アップデートにも費用が掛からない。
2iPhoneまたはiPadとインターネット環境があれば、すぐに利用可能
3わかりやすいインターフェースなので直感的な操作が可能
4決済サービスのAirペイ等の関連サービスが充実
5いつでも売上や在庫を確認可能
Airレジ コスト削減評価
※上記チャートは当社評価
上記に疑問点として挙げさせていただいた2点が、コスト削減での高評価の材料となっているようだ。クラウド型のPOSレジ専門の企業ではない大企業が行った挑戦がいったいどうなっていくのか?今後の動向が気になる。
ご興味のある方は、以下のリンクから公式サイトで詳細をご確認ください。
製品・サービス 概要データ
料金体系 | 利用料無料 | ||
---|---|---|---|
サービス名称 | Airレジ | ||
提供会社 | 株式会社リクルート (本社)〒100-6640 東京都千代田区丸の内1-9-2 グラントウキョウサウスタワー | ||
対応エリア | 全国 | 対象法人の規模 | 中小から大手まで対応可能 |
実績 | 663,000アカウント超(2022年9月時点) | ||
お申し込み方法 | 公式サイトより |