製品・サービスの評価を行う目的
コスト削減情報ナビ(以下、当サイト)では、企業や団体のコスト削減に貢献する様々な製品やサービスをご紹介しております。その紹介ページの後半部分には、製品やサービスの評価をチャートと共に掲載しているコンテンツがあります。それは、当サイトのメインユーザーである「コスト削減推進を任された担当者や管理者」の方々に、当サイト紹介の製品やサービスがご自身の企業や団体にとって本当に有効なものであるのかどうかを、冷静に判断してもらうための1つの指標を提供しようという試みです。
ただし、その評価はあくまで公開されている情報をもとに、当サイトのテーマでもある「コスト削減」の視点で作成した当サイト独自の評価です。当然、他社が同様の評価を行った場合は、別の基準で測られることになるので、評価が異なってしまう可能性があります。それに、当サイトではコスト削減評価の高かった製品やサービスが、企業の規模や業種によって全く違う評価をされてしまう可能性もあるでしょう。
つまり、以下のような事例が想定されるのです。機能の数は少ないけれども、高性能かつ安価で、当サイトの評価はそこそこ高かった製品があったとします。そして、この製品を購入した「事業を開始したばかりのA社」と「全国規模にまで拡大したB社」がありました。まずA社は、とにかく「安価であること」がコスト削減においては重要だったので大変満足したのですが、一方のB社は、価格は必ずしも重要ではなく、「機能の豊富さ」の方が作業負荷を低減させることのできる重要な要因だったために、まったく満足できなかったという相反する評価を生み出してしまう可能性があるのです。そういうパターンは利用する担当者や管理者レベルにおいてもあり得ることですので、どの企業や団体に対してもご納得いただける客観的で公正な評価を行うことは非常に難しいと言わざるを得ません。
コスト削減情報ナビでの評価方法
昨今では様々なサイトで評価コンテンツを目にします。その中には多くの閲覧者の評価をもとにしたランキングサイトがあります。確かに多くのユーザーの評価を反映するものなので、大多数の評価傾向を捉えることは可能かと思います。ただし、当サイトではその形式での評価は行わないことにいたしました。例えば、新しく世に出た製品やサービスを紹介する際、当然利用者が少ない中で評価されます。評価の傾向を把握できる数に達する前の段階で、極端な評価が書き込みされたり、間違った情報に基づいて評価されたりすることもあり得るわけです。そういう混乱が少なからず生じてしまうことに懸念を抱きます。当社ではそういう混乱が発生した場合、それを収束させるノウハウを持ち合わせておらず、そもそもそういう状態にならないようにサービスを構築していく事も現時点では不可能なため、以下のような自社基準の手法で評価させていただくことにいたしました。
まず、評価の片寄りを無くし、公平な評価を行うために複数の視点での「評価軸」5つを設定しました。そして、評価軸ごとに複数の評価項目を設定。さらに、その評価項目にはそれぞれに重みづけを行った加点用のポイントを設定し、そのポイントを評価基準値(平均値)にプラスしてしていくことで各評価軸の合計ポイントを算出。そして、その各軸の合計値を使用してチャート化しております。万が一、加点する評価ポイントが1つもない場合は、基準値と同じ形のチャートとなります。
以下は、その5本の評価軸に関しての概要です。
コスト削減率
5つの評価軸の中で一番ダイレクトにコスト削減の貢献度を評価できます。業界最安値級での販売かどうか、希望小売価格からの値引きはどの程度なのかを評価項目に加えております。さらにプランや製品の種類が豊富であったり、機能が充実しているというポイントも同様です。それから、当サイトで紹介しているサービスの中には、無料で提供しているものがあります。その評価に関しては、業務負荷をどれだけ低減しているかをランク分けして評価を行っております。
導入のしやすさ
製品やサービスの導入検討時に、その検討が長期化し困難を極める状況になったならば、それは人的コストが余計にかかっている状態といえるでしょう。正しい判断であることが大前提ですが、できるだけ短期間に導入するかしないかを決定する必要があります。検討時間が少なければ少ないほど、コスト削減に貢献できていると言えるでしょう。その導入のしやすさを評価するために、試用の有無、試用期間の長さ、無料プランの有無等の項目を設けて評価を行っております。
サポート体制
サポート体制が整っているかどうかは導入検討時にも問われます。しかし、それ以上に重要なのは導入後のサポートです。トラブルが発生してしまった時や操作がわからなくなった時に、サポート部署の優劣が直接的に業務に影響してくることは、経験上ご理解いただいていると思います。いつでも簡単に問い合わせを行うことができ、その対応も無駄のないしっかりしたものであれば、対応時間の圧縮に成功したことになります。それから、セキュリティ関連のトラブル対応が可能かどうかも、重要な評価項目として含めております。
実績
どれだけ多くの企業や団体のコスト削減に寄与したものなのかという判断基準です。実績が上がったのは、コスト削減に貢献する何かを持っているからという単純な前提です。コスト削減が意識されていなくても、その製品やサービスの質が高ければ、実績が上がるのでは?と疑問を持つ方もおられるかもしれません。しかし、機能が同じなのに提供価格が他社の数倍あったら、実績を作れるでしょうか?そもそも導入検討のテーブルにさえ上らないでしょう。サポートの質が低かったらどうでしょう?長期にわたって実績を積み上げることはできなかったでしょう。他の評価軸で直接判断できなかった貢献度をここで評価いたします。
独自の利便性
評価対象となる製品やサービスが、他にはないコスト削減に役立つ独自機能等の何かを持っている場合は、評価ポイントを加点します。さらに他の製品やサービスとの連携が可能で、業務コストを削減できるものや、オプション機能が豊富で拡張性に優れているものも、その貢献度に応じ加点します。
以上ですが、当サイトとしては紹介する製品やサービスにはなるべく「良い面」をクローズアップして、ネガティブな紹介は行わないようにしております。ただし、当サイトのテーマである「コスト削減の貢献度」という視点での評価コンテンツに関しては、客観的で公平な評価となるように、私情を挟めず冷静かつ機械的に評価を行っております。
決して評価を行った製品やサービスの性能や品質等を保証したり、勧めたり、批判したりするものではないので、その点はどうかご理解いただきたいと思います。そして、必要があれば、これらの評価基準は都度見直していくこともあります。ご了承ください。